理事長所信

この度は当会議所ホームページをご覧いただきありがとうございます。

『新型コロナウイルス感染症COVID―19(以下、「新型コロナウイルス」)』が世界中で猛威を振るう一方、新たな生活様式やサービスが日常的なものに変化していっております。また、ワクチンの完成や病院の受け入れ態勢の変化に応じて、感染拡大の初年度と比較すると、良い意味でコロナ禍との向き合い方が変動していっております。

過去においては、価値を見出せてなかったモノやコトが、今では新たな価値や付加価値をつけて、貴重な存在に変動していく時代になっております。青年会議所の存在価値や意義においても新型コロナウイルスにより、どう変化していくのか。青年会議所として、各個人がどうあるべきか、組織としてどういった選択をしていくのかが、非常に重要となっております。

また、稲城青年会議所の今があるのは、過去の先輩方や地域の皆様方が稲城のために奮闘し、同時に青年会議所を支えていただいた結果、今日まで稲城青年会議所が続いてきていると思います。では、これから先の稲城青年会議所はどうなっていくのか。

それは、これから迎えるいくつかの選択の場面で、何を選ぶか、どう動くか、が非常に重要であると考えます。良い方向に進もうとも、悪くなってしまったとしても、あるいは無くなってしまっても、それはこれからの選択次第であると思います。誰のせいでもなく、結果はこれからの選択次第で、いかようにも変化していくものだと思っております。

そんな中で良き選択をしていくために、「Enjoy」を基準に考えました。ワクワクする時に人はエネルギーを発揮します。メンバーに思う存分にエネルギーを発揮していただくために、私は3つの「Enjoy」を実現します。

Enjoy1「地域との関わり合い」
私は稲城で生まれ育った人間ではございません。南大沢という八王子の外れで育ちました。稲城に友人はおりますが、学生時代は稲城の中学校と喧嘩をしたりもしていたので、良い印象はありませんでした。そんな自分がなぜ稲城青年会議所に入会をしたのかといいますと、稲城の地域の方の「温かさ」に触れた事です。

稲城と南大沢を比較すると、稲城にはお祭り好きな方が多く、皆で地域を盛り上げよう!という気持ちを強くもった方が多いな、と感じたからです。それは私がお祭り好きだからというわけではなく、自分が住む街に対して、決して他人事ではなく、自らが周りの方々と一緒に一丸となって、住みやすく、楽しい街づくりをしようという気持ちの表れだと思います。その姿に私自身もなぜか他人事に感じなくなって、皆さんにパワーをたくさん分けていただきました。

それは、自分勝手に遊び惚けていた私にとっては非常に衝撃的で、私も皆さんのように街を引っ張っていけるようになりたいなーと、あこがれを持つようになりました。そしていつか、そんな気持ちにさせていただいた皆様に恩返しがしたいと思っていたので、今年は地域にお住まいのお子様からお年寄りの皆様に顔を覚えていただき、手を取り合って稲城を盛り上げて参ります。

中でも、特にわんぱく相撲においては、5月の予選大会に加え、6月26日には稲城での都大会開催を控えており、地域一丸となって取り組んで参りたいと思っておりますので、是非ともご協力の程、お願いしたいと思っております。

Enjoy2「一緒に楽しんでくれる人を増やす」
新体制への変換を試みるにしても、40歳となる年に卒業するという制度を持つ当組織において、会員拡大活動は常に必要不可欠です。近年、拡大が成功しているか?と言われたら、成功しているとは言えない状況であります。拡大の仕組みづくり(拡大候補者のリストアップとアプローチ・SNS発信)をし、未来にバトンタッチしていきたいと考えます。私達が地域のための運動を楽しんでいる事を知ってもらい、ご理解いただき、共感をし、共に活動したいといった想いが生まれ、入会へと続くことが理想です。その理想の実現のためには次の点が必要になります。

私たち会員自身が青年会議所活動、青年会議所運動を楽しんでいる事を知っていただく事です。そのためにはやはり、認知していただくための「広報」がポイントとなります。主体的に活動に取り組み、楽しそうに運動している。その姿は多くの人々に魅力的に映るでしょう。それが拡大へとつながり、延いては自分づくり、未来づくりへとつながるのです。まずは自分たちが存分に楽しんで、地域の方々が気になる存在へと変革しなければなりません。その上で、今や当たり前になった、SNSや動画共有サイトで、情報を発信していく事が重要です。

私たちの活動を無思慮にSNSやホームページなどを介して情報を流すだけではその効果は決して高くはないでしょう。どのようにして情報を届けるのか、そしてその情報に対して、どう受けとめていただくのか、これらを考えて情報を発信しなければなりません。

そのためには情報を求めている人について知るべきですし、情報収集、情報発信についての調査研究も怠ってはなりません。そしてなにより、楽しさ、つまりはその発信する情報源である会員の活動やその運動を理解した上で発信しなければなりません。これらの広報で、私たちの活動やその未来に共感を得ることによって、自ずと楽しさを分かち合える仲間は集まり、より楽しい団体へとなっていくはずです。

Enjoy3「分かりやすい組織運営」
青年会議所に対するイメージは、人により様々だとは思いますが、傍から見ると活動内容がよく分からなかったり、名前だけ聞いたことがあるけど何してるんだろう。といったような認識をされているように感じております。私が青年会議所に入会する前は、名前すらも知りませんでした。入会してみて、1年経った頃からようやく、こんな事をしている団体なんだ。といったように、少しずつ良さが分かってきたような感覚でした。それは私にとってはいい事だとは思いますが、その経験をもっと色んな方に感じて欲しいと思います。そのためのきっかけ作りを数多くしていきます。

話は変わりますが、私は飲食関係の仕事をしており、今年で9年目になります。売れている飲食店は、とにかく分かりやすいです。具体的には、入ってみようというファサード。美味しそうな食べ物。栄養たっぷり。めちゃくちゃ辛い。等々です。

つまり、分かりやすい物には人が集まるし、離れにくい。という事を実感しております。逆に分からない事や物には、人は反応しにくいと思います。

そのことを踏まえ、誰に対しても分かりやすく、とっつきやすい、身近な団体となるように、分かりやすさを追求します。具体的には、対内的にはスケジュールの共有を適切に行い、理事会での話など、限定的なメンバーのみしか共有していない情報を適切にメンバーに情報共有すること。対外的にはSNSを最低でも月に2回は更新いたします。そうする事で、一歩を踏み出すきっかけの幅が広がる。そんなような、踏み込みやすい運営を心がけます。

「おわりに」

今の自分があるのは、過去の自分が選択してきた結果でしかない。
その結果を踏まえて、これからどう選択していくのか。
そしてその結果はだれのせいでもなく、自分自身でしっかりと責任を持って、また次の選択をしていく。

それが大人としては当たり前であり、重要であります。

青年会議所に関わっていただいている皆様に感謝の気持ちを結果で示し、稲城青年会議所と絡むとなんか楽しいな~と思っていただけるような1年に致します。

♪大好きな「稲城」の「未来」に「期待」を「したい」。
こんな世の中、緊急「事態」でも「辞退」は「しない」。
「意外」と「いない」よいく「じなし」。
こんな「自治体」もあり?結果は自由「自在」。
まさに自分「次第」。最高の自由「時間に」

ただ、大した人間ではございませんので、最高の仲間と地縁を深めて、
最高の1年にする事を御誓い申し上げて、理事長所信とさせていただきます。

ご指導ご鞭撻の程、宜しくお願い申し上げます。

稲城青年会議所
2022年度 稲城青年会議所
第47代理事長 田中 直樹

最近の記事

  1. 登録されている記事はございません。

カテゴリー

  • カテゴリーなし
アーカイブ
PAGE TOP