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2025年度スローガン
天地人 ~天の理に倣い、地の利を活かし、人の和を繋ごう~
1.はじめに
“「友情」「修練」「奉仕」というスローガンのもとに稲城を愛し、将来に大きな夢と希望をもち地域社会に密着し、
青年としての「英知」と「勇気」と「情熱」でとりくんでいきます。“
この一文は今より50年前、初代理事長大河原克己先輩をはじめとする先輩諸兄姉が設立趣意書に書き留められたものです。
本年度稲城青年会議所が創立50周年を迎えるにあたりこの50年という長い年月を歩んでこられたのは、
多くの支えや協力があってこその賜物です。
この節目に対して、関わってきた全ての人々—家族、友人、同僚など—に対して、深い感謝の意を表します。
50年というのは、時代の移り変わりと共に変化を続けてきた証でもあります。稲城青年会議所にとって、
創立当初の理念や想いがどのように綴られてきたのか、その歩みを振り返りながら、
成功や苦難の経験を再確認する機会となります。
そして、その歴史を次の50年へと新たなステージに繋げ、未来に向けたビジョンを共有することが求められます。
稲城青年会議所メンバー一同、先輩諸兄姉が紡いでこられた想いを胸に邁進してまいります。
2. 天理に倣う
私は今回、2度目の理事長を務めることとなりましたが、以前の情勢と今の情勢は大きく変化しています。
初めて理事長に就任したのは2021年。新型コロナウイルスが蔓延していた時期になり、
あらゆる運動が足止めを食らっていた状態でした。
緊急事態宣言により1月の新年賀詞交歓会がYouTube配信になってしまったことを皮切りに、
1年間の3分の2以上が緊急事態宣言期間及びまん延防止等重点措置期間となったため
思うような運動ができず四苦八苦していた時期もありました。
しかし、そんな時だからこそやるべきことを見極め、地域にとって、メンバーにとって何が
重要かを試行錯誤しメンバーが運動を展開してくれました。
そして、本年度2025年は稲城青年会議所創立50周年となります。この50周年という事柄が何
を指し示すものなのか、よりよい地域を形成していくために何を引き金にして行動するべきなのか
考えていかなければなりません。
2021年と2025年、一見何の関連性もないと思えますがこの2つはその時代の大きな分岐点に
なっています。2021年は流行病に対して運動を止めずに乗り越えたこと、
2025年は50周年という事柄をどう捉えて運動をしていくのか、岐路に立ったときに、
どのように選択し行動するべきか問われることになります。
私にとってこの経験は偶然得たものではなく理に適った必然だったのかもしれません。
JCIミッションに”To provide leadership development opportunities”という文が
あります。この文と2回目の理事長という事柄を天の理からの好機と捉え、
Second Opportunity(2回目の機会)として邁進いたします。
3. 地域資源の発掘
天の理に恵まれても地の利を活かせなければ機会損失に繋がります。
稲城市は「ほどよく田舎、ほどよく都会なまち」というイメージを作り出しております。
稲城市の人口は94000人弱であり、人口減少社会の中にあっても年々増え続け、
2040年には10万人に達するといわれております。
また多摩川、三沢川、大丸用水など、豊富な水と触れあえる自然環境やニュータウンの整備された
街並みと里山の風景が共存しております。
そして、観光資源として特に農産物が豊富にあり、なかでも「幻の梨」とも呼ばれる
「稲城梨」の産地として有名です。
一方で「よみうりランド」などのレジャー施設や多摩川周辺の自然環境といった観光資源がありますが、
これらの施設への来訪者が市内を回遊することが少ないという問題があります。
また、観光施設の認知度や市内の魅力に対する市民の理解も十分とは言えません。
市内在住者に対しても、稲城市の観光資源を知ってもらい、積極的に参加してもらうような広報活動が必要です。
そして、市内全体を回遊する仕組みを整えるきっかけを作り、訪問者が他の観光地にも足を運ぶような、
地域の特性を活かしたまちづくりを推進していく必要があります。
4. 人と人との和
いかなる事柄も、人の和が重要です。天を味方につけ、魅力的な事業を計画したとしても人がいなければ、
人が団結しなければ何も始まりません。
事業だけではなく、コミュニケーションや会員の発掘、運営管理の強化、様々な場面で人は重要になってきます。
稲城青年会議所の2025年期首メンバー数は6人となります。
過去3年間10人未満での運動が続いており逼迫している状態です。
しかしそんな状態でも萎縮せずここまで続けられているのは稲城青年会議所に関わってくださる人たちのおかげです。
先輩諸兄姉をはじめ、行政関係者の皆様、ボランティアの皆様がいてくれたからこその今があります。
団体の活力を維持し、地域社会に対する影響力を高めるためには同じ志を持つメンバーが必要です。
新しいメンバーを増やすことで、団体に新しい視点やアイデアがもたらされ、
より多様な取り組みが可能になると考えます。地域社会との連携を強化し、
社会貢献活動の一端を担う重要な団体であることを強調することで、
より多くの人々が稲城青年会議所に関心を持つよう、会員の発掘に努めます。
人と人と和を生む一つの手段としてコミュニケーションが重要だと考えます。
対話を通じて、他者の気持ちや考えを理解したり、相手の意見や感じていることを否定せず、
しっかりと耳を傾けることで信頼関係を築くことができます。
そして共通の目標を持つのが人と人を結びつける強力な手段であり、共通の目的に向かって協力し合うことで、
個々の違いを超えて調和が生まれます。本年度の50周年という事柄を共通の目標としてメンバー、
そして、関わってくださる全ての皆様に伝播し人と人との和を繋いでまいります。
5. おわりに
50周年は、大きな達成感と感謝が得られるものです。多くの困難を乗り越え、ここまで歩んできたこと自体が誇りであり、
関わった全ての人々にとっての大きな成果です。その喜びを分かち合い、互いの努力や貢献を讃え合う場を設けることで、
さらに強い結びつきが生まれると考えます。変わらず貫いてきた信念や価値観を再確認しつつ、
柔軟に時代に適応して進化してきた姿勢も称賛されるべきです。
この節目では、何を守り続け、何を変えてきたのかを見つめ直し、
改めて「これからも大切にしたいこと」を明確にしてまいります。
50周年はゴールではありません。人が暮らし続け、地域に必要とされるかぎり
稲城青年会議所は今後も邁進していきます。
そして50周年は、次のステージに向けて新たなビジョンを描く絶好の機会です。
50年という長い歴史の中で培われてきた経験や成果を土台に地域との繋がりをさらに強化し、
地域に必要とされる存在として成長し続けてまいります。
天地人
天の理に倣い
地の利を活かし
人の和を繋ごう
稲城青年会議所
稲城青年会議所
2025年度 第50代理事長 石井 秀樹